問題1:施工経験記述 対策

受検種別:建築 / 令和7年度本試験・令和6年度・旧形式回答例・想定問題

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出題ルールの基本

令和6年度以降の新形式: 試験問題側が「工事概要イ・ロ・ハ」の3つの建築工事をあらかじめ提示し、受検者はその中から1つを選んで、その建物の枠内で「経験及び知識」に基づいて課題・対策を答える形式。自分の実際の経験と異なる建物でもよい。
令和5年度以前の旧形式: 受検者自身が経験した工事の概要を自由に記述し、その経験・知識に基づいて課題・対策を答える形式。
テーマは年度で変わる: 令和6年度は「施工計画」、令和7年度は「工事の遅延防止等」がテーマだった。特定のテーマだけでなく複数の型を練習しておくこと。
採点ルールの基本: ①工種名又は作業名等は同一の記述でもよいが、②及び③はすべて異なる内容にする必要がある。設問2は設問1と重複させない。

各設問には下書き用のテキスト欄があります。自分の言葉で書いてから「模範解答を見る」を開いて見比べてください(自動採点はありません)。

令和7年度 本試験問題(問題1)

令和7年11月9日実施・本試験問題原本より。テーマ:工事の遅延防止等。工事概要「イ.解体/ロ.新築/ハ.改修」の中から1つ選び、その工事について3つの事例を記述する形式。各事例ごとに項目A(a.材料/b.機械・器具・設備/c.作業員)を選ぶことができ、原文にも「同一の項目を複数回選んでもよい」とあるため、3つとも同じ項目にまとめてもよいし、事例ごとに異なる項目を選んでもよい(1つの項目に固定しなければならないわけではない点に注意)。解答例は独自作成(公式模範解答は非公表)。

設問1・工事概要・設問2(原本のとおり)

問題1

建築工事の現場を管理していくうえでの工事の遅延防止等に関するあなたの考えについて、今日までの経験を踏まえ、次の1.及び7ページに示す2.の問いに答えなさい。

設問1

1.はじめに、あなたの受検種別に係る工種又は作業において1.を解答するに当たり、右の工事計画を確認したうえで、4ページから6ページに示す「イ.解体」、「ロ.新築」又は「ハ.改修」の3つの工事の中からいずれか1つを選び、解答用紙の「選んだ工事」欄の該当する工事の記号を で囲みなさい。
次に、あなたが選んだイ.からハ.の工事を行ううえで、下の項目Aのa.からc.の中からあなたの受検種別に係る工種又は作業に関連する項目を1つ選び、工事の遅延防止を念頭に置いてそれらの手配や配置、施工をする立場として、項目Bの①から③について、あなたの考えを3つ具体的に記述しなさい。
解答するに当たり、項目Aは、同一の項目を複数回選んでもよいものとし、解答用紙の「選んだ項目」欄の該当する項目の記号を1つ で囲みなさい。
項目Bは、①工種名又は作業名等は同一の記述でもよいが、②及び③はすべて異なる内容を記述するものとする。
なお、イ.からハ.の3つの工事に共通して必要な仮設に関する内容は、選んだどの工事で記述してもよいものとする。

ただし、次の内容の記述は不可とする。

  • 選んだ工事を行ううえで必要としない工種及び作業に関する内容
  • 品質が低下するような変更に関する内容
  • 選んだ工事が「イ.解体」の場合を除き、建築設備工事に関する内容

項目A

  • a. 材料(本工事材料、仮設材料)
  • b. 工事用機械・器具・設備
  • c. 作業員(交通誘導警備員は除く)

項目B

  • 工種名又は作業名等
  • ② 概要の工事を遅延させる可能性があると考える主な要因と、その要因によって影響を受ける①の具体的な作業内容
  • ③ ②による遅延を防ぐために有効と考える事前に講ずべき対応策

工事計画

下の配置図に示す閑静な住宅街に位置する敷地内において、既存住宅を解体したスペースに既存の共同住宅と同じ平面プランの共同住宅を新築するとともに、既存共同住宅の内外装改修工事を並行して行う計画であり、敷地境界には四周に既存囲障の敷地内側に仮囲いを設けるものとする。
設計図書の不備はなく、工事は下の工程表のとおりとし、作業には一般的な手法を用いることを前提とした無理のない工期を設定している。
なお、工事期間中は、敷地内建物すべてにおいて居住者不在とする。

令和7年度問題1 配置図と工程表

「イ.解体」工事概要

下に示す基礎を含む既存住宅、駐車場、および舗装の解体、並びに囲障の一部を撤去する工事とし、工事に必要な仮設を含むものとする。
なお、基礎解体後の掘削底面は整地まで行う。
また、既存建物にアスベスト含有建材は無いものとする。

イ.解体 工事概要

「ロ.新築」工事概要

下に示す共同住宅の新築工事及び敷地内整備工事とし、工事に必要な仮設を含むものとする。
なお、敷地内の整備工事において、道路境界囲障の復旧及び既存コンクリート腰壁面の外装薄塗材E(アクリルリシン)吹替え作業を合わせて行う。

ロ.新築 工事概要

「ハ.改修」工事概要

下に示す既存共同住宅の改修工事とし、工事に必要な仮設を含むものとする。
なお、外部足場設置等により傷んだ部分の既存インターロッキング舗装の補修を合わせて行う。
また、既存建物にアスベスト含有建材はないものとする。

ハ.改修 工事概要

設問2

2.あなたの受検種別及び1.で選んだ工事に係わらず、工期を守るため、あなたが作業工程の短縮に有効と考える合理的な方法や手段と、それらの方法や手段を用いることによって、作業工程の短縮以外に得られる工事への良い影響2つ具体的に記述しなさい。
ただし、合理的な方法や手段が同一のもの、1.の③と同じ内容及び建築設備工事に関する内容の記述は不可とする。

以下、a.材料/b.機械・器具・設備/c.作業員のそれぞれを選んだ場合の解答例(ロ「新築」)。3つの事例は同一項目にまとめても、事例ごとに異なる項目を選んでもよいため、練習として3パターンとも書いてみること。

設問1(項目A:a.材料を選択した場合の例・ロ「新築」)

①工種名又は作業名等/②遅延の要因と影響を受ける作業内容/③事前に講ずべき対応策 を3例記述する。

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1) 鉄骨工事(鉄骨部材の工場加工・搬入) ②鉄骨製作図の承認が遅れると、製作工場での加工開始が遅れ、鉄骨建方作業に着手できず、建方以降の全工程が遅延する影響を受ける。 ③鉄骨製作図の作成・提出期限及び承認期限を定め、設計者との質疑を早期に処理して、製作工場の加工開始日を確保する。 2) 基礎工事(独立基礎の型枠材・締付け金物) ②基礎形状に応じた型枠材及び締付け金物の数量不足があると、独立基礎の型枠組立てを施工区画ごとに連続して進められず、配筋検査及びコンクリート打込み日が遅延する影響を受ける。 ③基礎伏図及び断面図から、せき板、端太材、セパレータ等の必要数量を施工区画別に拾い出し、組立て開始日までに搬入できるよう納期を確認する。 3) 耐火被覆工事(ロックウール吹付け材) ②耐火被覆材の調達が遅れると、鉄骨部材の耐火被覆が完了せず、耐火被覆部分を隠蔽する壁・天井下地及び仕上げ工事に着手できないため、内装工程が遅延する影響を受ける。 ③鉄骨建方の完了予定日から逆算して耐火被覆材の必要数量を発注し、搬入時期を工程表に明記して進捗を管理する。

設問1(項目A:b.工事用機械・器具・設備を選択した場合の例・ロ「新築」)

①工種名又は作業名等/②遅延の要因と影響を受ける作業内容/③事前に講ずべき対応策 を3例記述する。

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1) 鉄骨工事(移動式クレーンによる建方) ②前面道路が狭くクレーンの設置位置や作業半径を誤ると近隣の電線や隣地建物と干渉し、鉄骨建方作業自体が中断する影響を受ける。 ③建方計画時にクレーンの設置位置、作業半径及び周辺障害物(電線・隣地建物)を実測して確認し、能力表に基づき干渉のない機種を選定し、必要に応じて道路使用許可等の手続きを事前に行う。 2) 地業工事(杭打機による羽根付き鋼管杭の施工) ②杭打機の手配が遅れると、根切り工事に先行して行う地業工事に着手できず、基礎工事全体の着手が遅延する影響を受ける。 ③施工数量から必要な機械稼働日数を算出し、リース会社と早期に契約して搬入日を工程表に明記する。 3) 鉄骨工事(高力ボルト締付け機器) ②締付け機器の台数が不足すると本締め作業に時間を要し、後続の耐火被覆工事に着手できない影響を受ける。 ③建方進捗に合わせた必要台数を事前に算出し、予備機を含めてレンタル会社と手配して現場に常備する。

設問1(項目A:c.作業員を選択した場合の例・ロ「新築」)

①工種名又は作業名等/②遅延の要因と影響を受ける作業内容/③事前に講ずべき対応策 を3例記述する。

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1) 型枠工事(型枠大工) ②型枠大工の手配人数が不足すると、独立基礎の型枠組立てに時間を要し、コンクリート打設スケジュール全体が遅延する影響を受ける。 ③独立基礎の型枠数量から必要人工を算出し、繁忙期の手配困難を見込んで専門工事業者と早期に契約し人員計画を確定する。 2) 鉄骨工事(建方作業員・とび工) ②建方作業員の手配が遅れると、鉄骨建方の着手自体が遅れ、後続の耐火被覆工事以降の全工程が遅延する影響を受ける。 ③建方数量から必要人工・班数を算出し、繁忙期を見込んで早期にとび工事業者と契約する。 3) 内装工事(軽量鉄骨下地工) ②軽量鉄骨下地工の手配が遅れると、壁・天井のボード張り前工程に着手できず、内装仕上げ工程全体が遅延する影響を受ける。 ③下地工事の必要工数を算出し、ボード張り開始予定日から逆算して専門工事業者と契約する。

回答例(施工経験:項目A=c.作業員を選択・ロ「新築」)

この建物は軽量鉄骨造だが、木造4階建て自社ビルの建方施工監督として職人の手配・作業調整を担ってきた実務経験をもとに、同じ考え方を鉄骨造の建方に当てはめた解答例。

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1) 鉄骨工事(建方作業員・とび工) ②とび工の手配が遅れると、鉄骨建方の着手自体が遅れ、後続の耐火被覆工事以降の全工程が遅延する影響を受ける。木造建方でも、とび工の確保時期が建方日程全体を左右することを実務で経験してきた。 ③建方数量から必要人工・班数を算出し、繁忙期を見込んで早期にとび工事業者と契約し、着工前に作業手順と役割分担を明確にした打合せを行う。 2) 耐火被覆工事(吹付け工) ②耐火被覆の吹付け工の手配が遅れると、鉄骨建方完了後の耐火被覆作業に着手できず、後続の内装下地工事が遅延する影響を受ける。 ③建方完了予定日から逆算して必要人工を算出し、専門工事業者と早期に契約して、進捗を週次で確認する体制とする。 3) 内装工事(軽量鉄骨下地工) ②軽量鉄骨下地工の手配が遅れると、壁・天井のボード張り前工程に着手できず、内装仕上げ工程全体が遅延する影響を受ける。 ③下地工事の必要工数を算出し、ボード張り開始予定日から逆算して専門工事業者と契約し、職人との事前打合せで作業範囲を明確にする。

設問2

工期を守るため作業工程の短縮に有効な合理的な方法や手段と、それによる工程短縮以外の良い影響を2つ記述する(1.③と同じ内容・建築設備工事に関する内容は不可)。

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1) 鉄骨部材の接合部を工場で高精度に加工し、現場では部材番号と建方順序に従って組み立てることで、現場での切断・孔あけ・修正作業を削減する。 →工場加工により部材精度が安定し、現場での手直し、切粉及び端材の発生を抑えることができる。 2) 外壁のサイディングパネルについて、施工図に基づく割付け及び加工寸法を事前に確定し、工場で所定寸法に加工した製品を建物の施工順に搬入して、現場での切断加工を削減する。 →現場での切断が減少するため、粉じん、騒音及び端材の発生を抑え、周辺環境への影響を軽減できる。

令和6年度(新形式・施工計画)

工事概要イ「新築(RC造共同住宅)」/ロ「解体」/ハ「改修(木造)」から1つ選び、a.施工方法/b.資材取扱い/c.養生をそれぞれ記述する形式。

設問1・工事概要・設問2(原本のとおり)

問題1

建築工事の現場を管理していく上で、施工計画時におけるあなたの考えについて、今日までの経験を踏まえ、次の1.及び2.の問いに答えなさい。
なお、建築工事には、建築設備工事は含まれないものとする。

設問1

1.あなたの受検種別に係る工種の作業において、下に示す〔施工計画時の検討事項〕及び①から③の各問いの内容を確認した上で、1)、2)の手順に従って答えなさい。

1)3ページ、4ページに示す工事概要イ「新築」、ロ「解体」又はハ「改修」の3つの建築工事の中からいずれか1つ選び、解答用紙の「選んだ工事概要」欄の該当する工事概要を で囲みなさい。

2)選んだ工事概要の工事を行う上で必要と考えられる作業内容で、〔施工計画時の検討事項〕aからcの各視点について、それぞれ①から③を具体的に記述しなさい。
 ただし、①の工種名又は作業名等は同一でもよいが、②及び③はすべて異なる内容を記述するものとする。
 なお、選んだ工事を行う上で、施工上必要としない工事及び作業に関する内容についての記述は不可とする。

〔施工計画時の検討事項〕

  • a 施工又は作業の方法
  • b 資材の取扱い方法(搬出入、揚げ降ろし、保管、仮置き等)
  • c 施工中又は施工後の養生の方法(ただし、労働者の安全に関する養生は除く)

項目B

  • ① 工種名又は作業名等
  • ② 検討すべき作業内容とその作業における懸念事項
  • ③ ②の懸念事項に対する対策

設問2

2.1.で選んだ建築工事及びあなたの受検種別にかかわらず、施工計画時における「品質低下」及び「公衆災害」の防止について、それぞれ①及び②を具体的に記述しなさい。
ただし、1.と同じ内容の記述は不可とする。
なお、ここで言う公衆災害とは、当該工事の関係者以外の第三者(公衆)の生命、身体及び財産に関する危害並びに迷惑をいう。

  • ① 品質低下及び公衆災害を防止するため、施工計画時に検討することとその理由
  • ② 品質低下及び公衆災害を防止するための対策と実施に当たって留意すべき事項

工事概要イ「新築」・ロ「解体」

令和6年度問題1 工事概要イ.新築・ロ.解体

工事概要ハ「改修」

※以下の概要は、改修前の既存の建物状況を示す。なお、改修後の下地及び表面仕上げは自由に設定してよい。
※表面仕上げのみのやり替え、下地共撤去復旧のどちらの工法でも可とする(建具更新も含む)。部屋の模様替えも可とするが、構造体の改修は不可とする。
※工事期間中は、居住者不在とする。
※敷地周辺は戸建て住宅が立ち並ぶ閑静な住宅街で、敷地北側に幅員5mの道路が接する。

令和6年度問題1 工事概要ハ.改修
イ.新築(RC造共同住宅) の回答例(令和7年度版2級建築施工管理技士第二次検定テキスト&過去問)

①工種名又は作業名等【地業工事】

②作業内容と懸念事項: 既製コンクリート杭(PHC杭)の施工の際、杭先端が支持地盤に到達していないと、建物の不同沈下の原因となる。
③懸念事項に対する対策: アースオーガ駆動装置の電流値や積分電流値等の掘削抵抗の上昇変化・波形変化により支持地盤への到達を確認する。

①工種名又は作業名等【鉄筋工事】

②作業内容と懸念事項: 現場では、強度や径、長さの異なる複数の種類の鉄筋を使用することから、使用する鉄筋の種類を間違えずに配筋できるような工夫が求められる。
③懸念事項に対する対策: 作業員が誤らなく、効率のよい配筋作業を実施できるように、鉄筋断面に種類ごとに異なるペイントを施し色分けし、識別しやすくする。

①工種名又は作業名等【内装床仕上げ工事】

②作業内容と懸念事項: 住戸の居室の床仕上げがフローリングボードであり、床仕上げ施工後に行われる各種設備工事や駄目直し作業などにより、傷が付くおそれがある。
③懸念事項に対する対策: 住戸の床仕上げ施工後は、各住戸を施錠して工事業者の入室管理を行い、関係者以外の立入禁止を徹底する。

設問2(品質低下・公衆災害の防止)(令和7年度版2級建築施工管理技士第二次検定テキスト&過去問)

①検討することとその理由: 床型枠に支保工を用いないフラットデッキ型枠を使用する場合、コンクリートの強度が不十分なうちは、床スラブに変形や振動が生じやすい。
②防止するための対策と留意すべき事項: コンクリートの十分な強度発現が確認できるまで、床スラブに立入禁止措置を行い、コンクリートに荷重や振動を与えないよう留意する。

①検討することとその理由: 外装仕上げがタイル張りの建物では、タイルのはく落が発生すると、建物のそばを通行する人に危害を与えるおそれがある。
②防止するための対策と留意すべき事項: タイル施工後は、パルハンマーを使用した打診検査に加えて、引張接着試験も実施して、タイルの確実な接着を確認する。

イ.新築(RC造共同住宅) の回答例(AI)

a.施工又は作業の方法【型枠工事(外壁打放し部の型枠建込み)】

②懸念事項: 型枠の締付け不足や継目の隙間があると、打込み時に型枠のはらみやモルタル漏れが生じ、打放し外壁の不陸・豆板等の品質不良が生じるおそれがあった。
③対策: セパレーター、フォームタイ及び端太材の配置と締付け状態、型枠継目の隙間及び建入れ精度をチェックリストにより全数確認し、打込み前に不備を是正する計画とした。

b.資材の取扱い方法【型枠工事(コンクリート型枠用合板)】

②懸念事項: 敷地面積に対し建築面積が大きく、場内に資材を仮置きできる面積が限られていたため、各階で使用する型枠材を一括搬入すると、場内動線が塞がれ他工事に支障を及ぼすおそれがあった。
③対策: 各階の施工に合わせて必要数量を分割して搬入するジャストインタイム方式とし、荷卸し位置と仮置き場所を工程表に合わせてあらかじめ定めた。

c.養生の方法【コンクリート工事(外壁打放し部の養生)】

②懸念事項: 打込み後に急激な乾燥を受けると、表面に乾燥収縮ひび割れが生じ、打放し外壁の品質が低下するおそれがあった。
③対策: 型枠を所定期間存置し、脱型後は養生シート等を用いて急激な乾燥を防ぎ、必要な湿潤状態を確保する計画とした(直接散水は色むら・汚れの原因となるおそれがあるため避けた)。

設問2(品質低下・公衆災害の防止)(AI)

品質低下: 外壁防水工事において、透湿防水シートの重ね幅及び開口部周囲の納まりが不適切であると、壁体内へ雨水が浸入し構造材の腐朽につながるため施工順序と納まりを検討する必要があった。対策:シートは下部から上部へ張り進め、重ね幅を仕様どおり確保し、隠蔽前に破損・重ね不足を確認する。

公衆災害: 資材揚重時に吊荷が敷地外へ旋回すると通行人や隣接建物に危害を及ぼすおそれがあるため、クレーンの設置位置と旋回範囲を検討する必要があった。対策:吊荷が敷地外へ出ない位置にクレーンを配置し、誘導員を配置して作業前に風速・吊荷重量を確認する。

ハ.改修(木造住宅) の回答例(施工経験)

木造4階建て自社ビルの建方施工監督経験を最も活かせる工事概要。ここではハ.改修(木構造在来軸組工法・地上2階建て住宅の改修、敷地面積100.50㎡、建築面積60.00㎡、延床面積120.00㎡、勾配屋根:野地板+平形化粧スレート、外壁:構造用合板+サイディングパネル張り、断熱:屋根・外壁・1階床下)を選んだ場合の解答例。

a.施工又は作業の方法【屋根改修工事(勾配屋根の化粧スレート葺替え)】

②懸念事項: 既存の野地板の劣化状況を確認せずに新規の化粧スレートを施工すると、下地の腐食部分から雨水が浸入し、改修後早期に不具合が再発するおそれがあった。自社ビルの建方工事で構造材の含水率管理に注意してきた経験から、下地材の状態確認が最も重要と考えた。
③対策: 既存屋根材を撤去後、野地板の腐朽・割れ・不陸の有無を確認し、構造体の改修に当たらない範囲(表面仕上げのやり替え又は下地共撤去復旧)内で下地補修を行ったうえで、防水紙及び新規スレートを施工する計画とした。

b.資材の取扱い方法【外壁改修工事(サイディングパネルの搬入・保管)】

②懸念事項: 敷地面積が100.50㎡と狭小で、資材を敷地内に一括搬入すると仮置きスペースが確保できず、居住者不在期間内に作業が完了しないおそれがあった。自社ビルの建方でも敷地が限られる中、部材の搬入順序を管理して仮置きの手戻りを防いだ経験を踏まえて計画した。
③対策: サイディングパネル及び断熱材を施工日程に合わせて小分けに搬入し、雨掛かりのない室内(改修前の居室)の平坦で乾燥した場所に支持材を配置して水平に保管し、反り・吸湿及び一箇所への荷重集中を防止した。

c.養生の方法【断熱改修工事(外壁断熱材充填・1階床下断熱材敷込み)】

②懸念事項: 降雨・降雪の多い時期にかかるため、既存外装材を撤去後、断熱材充填と新規外装材施工までの間に雨水が浸入すると、木部が含水し断熱性能及び構造体の耐久性が低下するおそれがあった(構造体自体の改修は行わないため、既存の構造用合板は存置したまま作業する)。木造建方で構造材を雨から守る養生を徹底してきた経験から、木部の含水対策を最優先事項とした。
③対策: 既存外装材の撤去範囲をその日のうちに新規外装材の張付けまで完了させる範囲に限定し、作業終了時に未施工部分を防水シートで覆って雨養生を行った。

設問2(品質低下・公衆災害の防止)(施工経験)

品質低下: 木造の断熱改修において、気密シートの継目や貫通部の処理が不十分だと、壁体内結露が生じ、構造材の腐朽につながるため、施工手順と納まりを検討する必要があった。自社ビルの建方経験でも同様に、木部を隠蔽する前の確認を徹底してきた。対策:気密シートは継目を連続させ、所定の重ねを確保したうえで、貫通部及び取合い部は専用テープ等で隙間なく気密処理し、隠蔽前に施工状況を写真で記録する。

公衆災害: 外部足場を用いた屋根・外壁改修工事において、資材の落下や足場の倒壊が、隣接する住宅街の歩行者に危害を及ぼすおそれがあるため、足場の設置範囲と防護設備を検討する必要があった。対策:足場外周に落下防止用メッシュシートを隙間なく取り付け、資材の搬出入時間帯を近隣の生活時間帯を避けて設定し、シートの破損の有無を定期的に巡回確認する。

工事概要ロ「解体」の詳しい回答例は 過去問まとめ_施工経験記述.md を参照してください(このページでは代表例のみ掲載)。

令和7年度型 想定問題(工事の遅延防止等)

令和7年度本試験と同じ出題構造(1つの敷地で「イ.解体/ロ.新築/ハ.改修」の3工事が並行し、その中から1つを選び、項目Aのa〜cを事例ごとに選んで3例記述。同一項目にまとめても、事例ごとに異なる項目でもよい)に合わせた自作の想定問題。工事概要も想定で作成しており、公式出題ではない。どの工事×どの項目Aを選んでも解答例のとおり書けば要件を満たせるように、3工事×3項目=9パターンすべてに解答例を用意している。

工事計画(想定)

閑静な住宅街に位置する敷地内において、既存の木造アパートを解体したスペースに軽量鉄骨造の共同住宅を新築するとともに、既存RC造共同住宅の外壁改修工事を並行して行う計画(3工事が同一敷地内で並行)。工期は9月〜翌3月。工事期間中、新築・解体エリアの建物は居住者不在、改修対象のRC造共同住宅は居住者在館とする。

イ.解体ロ.新築ハ.改修
工事内容木造アパート解体(基礎共)軽量鉄骨造共同住宅新築既存RC造共同住宅の外壁改修
主要構造木造在来軸組工法 地上2階建て軽量鉄骨構造 地上3階建てRC造 地上3階建て(既存)
主要用途住宅(4戸)共同住宅6戸(1LDK)共同住宅(既存のまま)
延べ面積180.0㎡360.0㎡450.0㎡(既存)
基礎・地業鉄筋コンクリート独立基礎
耐火被覆等アスベスト含有建材なしロックウール吹付け工法
外部仕上げ外壁:窯業系サイディングパネル張り
屋根:折板葺き
外壁:既存タイル面の張替え、シーリング打替え
その他工事期間中、居住者在館

設問1

1.あなたの受検種別に係る工種又は作業において、上の工事計画を確認したうえで、「イ.解体」、「ロ.新築」又は「ハ.改修」の3つの工事の中からいずれか1つを選ぶ。
次に、選んだ工事を行ううえで、下の項目Aのa.からc.の中からあなたの受検種別に係る工種又は作業に関連する項目を1つ選び、工事の遅延防止を念頭に置いてそれらの手配や配置、施工をする立場として、項目Bの①から③について、あなたの考えを3つ具体的に記述する。
項目Aは、同一の項目を複数回選んでもよいものとする。項目Bは、①工種名又は作業名等は同一の記述でもよいが、②及び③はすべて異なる内容を記述するものとする。
なお、3つの工事に共通して必要な仮設に関する内容は、選んだどの工事で記述してもよいものとする。

ただし、次の内容の記述は不可とする。

  • 選んだ工事を行ううえで必要としない工種及び作業に関する内容
  • 品質が低下するような変更に関する内容
  • 選んだ工事が「イ.解体」の場合を除き、建築設備工事に関する内容

項目A

  • a. 材料(本工事材料、仮設材料)
  • b. 工事用機械・器具・設備
  • c. 作業員(交通誘導警備員は除く)

項目B

  • 工種名又は作業名等
  • ② 概要の工事を遅延させる可能性があると考える主な要因と、その要因によって影響を受ける①の具体的な作業内容
  • ③ ②による遅延を防ぐために有効と考える事前に講ずべき対応策

設問2

2.あなたの受検種別及び1.で選んだ工事に係わらず、工期を守るため、あなたが作業工程の短縮に有効と考える合理的な方法や手段と、それらの方法や手段を用いることによって、作業工程の短縮以外に得られる工事への良い影響2つ具体的に記述する。
ただし、合理的な方法や手段が同一のもの、1.の③と同じ内容及び建築設備工事に関する内容の記述は不可とする。

「イ.解体」を選んだ場合(木造アパート解体)

a.材料を選んだ場合

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1) 解体工事(分別解体用の資機材) ②木くず・コンクリートがら等を分別するための仮置きヤードの区画材や標識が不足すると、分別作業に時間を要し、搬出作業全体が遅延する影響を受ける。 ③発生見込み品目ごとの仮置きヤード計画をあらかじめ立て、区画材・標識を着工前に手配して設置しておく。 2) 仮設工事(飛散防止養生シート) ②養生シートの手配が遅れると、外周部の防音・防塵養生が完了せず、解体作業自体に着手できない影響を受ける。 ③足場架設計画と合わせて必要な養生材数量を算出し、着工前に発注・搬入して仮設工事と同時に取り付ける。 3) 基礎解体工事(小割り用替刃等の消耗品) ②基礎コンクリートの小割りに必要な替刃等の消耗品の手配が遅れると、基礎解体作業に時間を要し、整地作業全体が遅延する影響を受ける。 ③基礎数量から必要な替刃・消耗品数量を算出し、着工前に発注して現場に常備する。

b.工事用機械・器具・設備を選んだ場合

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1) 解体工事(解体重機) ②解体重機の手配が遅れると、躯体本体の解体作業に着手できず、工期全体が遅延する影響を受ける。 ③解体数量・工程から必要な重機の規格・台数・使用期間を算出し、リース会社と早期に契約する。 2) 解体工事(散水設備) ②散水設備の手配が遅れると、粉じん飛散防止の措置が整わないまま解体作業を開始できない影響を受ける。 ③解体着手予定日から逆算して散水設備を手配し、仮設の給水経路とあわせて着工前に設置する。 3) 搬出工事(産業廃棄物運搬車両) ②運搬車両の手配が遅れると、分別したがれき等を場外搬出できず、場内に廃棄物が滞留して作業スペースを圧迫する影響を受ける。 ③発生見込み量から必要台数・搬出頻度を算出し、収集運搬業者と早期に契約する。

c.作業員を選んだ場合

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1) 解体工事(解体作業員) ②解体作業員の手配が遅れると、躯体解体作業自体に着手できず、後続の基礎解体・整地作業が遅延する影響を受ける。 ③解体数量から必要人工・工期を算出し、繁忙期の手配困難を見込んで専門工事業者と早期に契約する。 2) 解体工事(手壊し作業員) ②隣地境界に近接する部分は重機が使用できず手壊しとなるため、手壊し作業員が不足すると当該部分の解体に時間を要する影響を受ける。 ③手壊し範囲の面積・数量を事前に算出し、必要人工を確保したうえで作業日程を工程表に明記する。 3) 整地工事(小型重機オペレーター) ②基礎解体後の整地に用いる小型重機のオペレーターが不足すると、整地完了が遅れ、後続の新築工事の準備作業に着手できない影響を受ける。 ③整地範囲・数量から必要人工を算出し、新築工事の着工予定日から逆算して専門業者と契約する。

c.作業員を選んだ場合(施工経験)

解体対象が木造アパートであり、木造4階建て自社ビルの建方施工監督として木造建築物の構造・部材に精通してきた実務経験を最も直接活かせる選択肢。

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1) 木造解体工事(手壊し解体作業員) ②木造軸組の解体は、金物や仕口の外し方を誤ると倒壊の危険があるため熟練した作業員が必要であり、手配が遅れると躯体解体作業自体に着手できない影響を受ける。自社ビルの建方で軸組の接合部を扱ってきた知識から、解体の難易度が高い箇所を事前に見極める必要があると考えた。 ③解体対象の構造(軸組工法・金物の種類)を事前に確認し、木造解体の経験が豊富な作業員を早期に確保して、危険度の高い箇所から作業手順を組んだ作業計画書を用意する。 2) 分別解体作業員(木くず・金物の分別) ②木造家屋は木材と接合金物が混在するため、分別作業員が不足すると仕分けに時間を要し、搬出作業全体が遅延する影響を受ける。 ③発生見込み品目ごとに必要人工を算出し、繁忙期の手配困難を見込んで専門工事業者と早期に契約する。 3) 整地工事(小型重機オペレーター) ②基礎解体後の整地に用いる小型重機のオペレーターが不足すると、整地完了が遅れ、後続の新築工事の準備作業に着手できない影響を受ける。 ③整地範囲・数量から必要人工を算出し、新築工事の着工予定日から逆算して専門業者と契約する。
「ロ.新築」を選んだ場合(軽量鉄骨造共同住宅新築)

a.材料を選んだ場合

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1) 鉄骨工事(鉄骨部材の工場加工) ②鉄骨製作図の承認が遅れると、製作工場での加工開始が遅れ、鉄骨建方作業に着手できず、建方以降の全工程が遅延する影響を受ける。 ③製作図の作成・提出期限及び承認期限を定め、設計者との質疑を早期に処理して、製作工場の加工開始日を確保する。 2) 外壁工事(窯業系サイディングパネル) ②パネルの製作・搬入が遅れると、鉄骨建方完了後に予定している外壁工事に着手できず、内部の防水・内装工事全体が遅延する影響を受ける。 ③製作工場への発注時期を建方進捗から逆算して確定し、搬入日を工程表に明記して進捗を管理する。 3) 屋根工事(折板) ②折板材の納品が遅れると、建方完了後に予定している屋根下地・葺き工事に着手できず、雨養生が長期化して内装工事全体が遅延する影響を受ける。 ③建方の進捗に合わせて折板材の納品日を発注時に確定し、納期を工程表に明記して事前に納品状況を確認する。

b.工事用機械・器具・設備を選んだ場合

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1) 鉄骨工事(移動式クレーンによる建方) ②前面道路が狭く、クレーンの設置位置や作業半径を誤ると、隣接する解体・改修工事の作業帯や近隣の電線と干渉し、建方作業自体が中断する影響を受ける。 ③建方計画時にクレーンの設置位置、作業半径及び周辺障害物(電線・隣接工事の作業帯)を実測して確認し、能力表に基づき干渉のない機種を選定して警察・道路管理者への許可申請を早期に行う。 2) 基礎工事(既製杭打機) ②杭打機の手配が遅れると、根切り工事に先行して行う地業工事に着手できず、基礎工事全体の着手が遅延する影響を受ける。 ③施工数量から必要な機械稼働日数を算出し、リース会社と早期に契約して搬入日を工程表に明記する。 3) 鉄骨工事(高力ボルト締付け機器) ②締付け機器の台数が不足すると本締め作業に時間を要し、後続の耐火被覆工事に着手できない影響を受ける。 ③建方進捗に合わせた必要台数を事前に算出し、予備機を含めてレンタル会社と手配して現場に常備する。

c.作業員を選んだ場合

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1) 鉄骨工事(建方作業員・とび工) ②とび工の手配が遅れると、鉄骨建方の着手自体が遅れ、後続の耐火被覆・外壁工事以降の全工程が遅延する影響を受ける。 ③建方数量から必要人工・班数を算出し、繁忙期を見込んで早期にとび工事業者と契約する。 2) 耐火被覆工事(吹付け工) ②耐火被覆の吹付け工の手配が遅れると、鉄骨建方完了後の耐火被覆作業に着手できず、後続の内装下地工事が遅延する影響を受ける。 ③建方完了予定日から逆算して必要人工を算出し、専門工事業者と早期に契約する。 3) 内装工事(軽量鉄骨下地工) ②軽量鉄骨下地工の手配が遅れると、壁・天井のボード張り前工程に着手できず、内装仕上げ工程全体が遅延する影響を受ける。 ③下地工事の必要工数を算出し、ボード張り開始予定日から逆算して専門工事業者と契約する。
「ハ.改修」を選んだ場合(既存RC造共同住宅の外壁改修)

a.材料を選んだ場合

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1) 外壁改修工事(改修用タイル) ②改修用タイルの調達が遅れると、既存仕上げ撤去後の外壁改修作業に着手できず、雨掛かりの影響を受ける期間が長期化する影響を受ける。 ③改修範囲の数量を事前に拾い出し、着手予定日から逆算して発注し、搬入日を工程表に明記する。 2) シーリング改修工事(シーリング材) ②既存目地のシーリング材の調達が遅れると、打替え作業に着手できず、防水性能が確保できないまま次工程に進む影響を受ける。 ③目地数量から必要数量を算出し、既存目地撤去の進捗に合わせて搬入日を管理する。 3) 足場工事(仮設材) ②居住者が在館する中での足場架設のため、養生・防音パネル等の仮設材が不足すると、居住スペースに面した部分の足場架設が完了せず、外壁改修作業全体の着手が遅れる影響を受ける。 ③住戸配置図をもとに必要な仮設材数量を算出し、着工前に発注・搬入して仮設工事と同時に設置する。

b.工事用機械・器具・設備を選んだ場合

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1) 外壁改修工事(高圧洗浄機) ②既存塗膜・汚れ除去に用いる高圧洗浄機の手配が遅れると、下地処理作業に着手できず、後続のタイル張替え作業全体が遅延する影響を受ける。 ③改修範囲の面積から必要台数・稼働日数を算出し、リース会社と早期に契約する。 2) 足場工事(外部足場・防音パネル) ②居住者在館のため防音パネル付き足場の手配が遅れると、架設完了が遅れ、外壁改修作業の着手全体が遅延する影響を受ける。 ③住戸配置に合わせた足場計画を事前に確定し、防音パネルを含めてリース会社と早期に契約する。 3) 改修工事(揚重用小型ウインチ) ②材料搬入経路が限られ大型機械が使用できないため、小型揚重機器が不足すると改修材料の運搬に時間を要し、作業が遅延する影響を受ける。 ③搬入経路と揚重範囲を事前に整理し、必要な小型揚重機器の台数を算出して手配しておく。

c.作業員を選んだ場合

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1) 外壁改修工事(左官工・タイル工) ②左官工・タイル工の手配が遅れると、既存仕上げ撤去後の外壁改修作業に着手できず、雨掛かりの影響を受ける期間が長期化する影響を受ける。 ③改修面積から必要人工を算出し、繁忙期の手配困難を見込んで専門工事業者と早期に契約する。 2) シーリング改修工事(シーリング工) ②シーリング工の手配が遅れると、目地の打替え作業に着手できず、防水性能が確保できないまま次工程に進む影響を受ける。 ③目地数量から必要人工を算出し、下地処理完了予定日から逆算して専門工事業者と契約する。 3) 改修工事(在館対応の夜間・休日作業員) ②居住者在館のため騒音を伴う作業は夜間・休日中心となり、対応可能な作業員の手配が遅れると計画どおり進まない影響を受ける。 ③夜間・休日対応可能な人員体制をあらかじめ専門工事業者と確認し、シフトを工程表に明記して管理する。
設問2(工事の選択によらず共通)

設問2

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1) 鉄骨部材を製作工場でユニット化(柱・梁の地組み)し、現場での組立て工程を短縮する。 →現場での溶接・加工作業が減ることで、高所での作業時間が短縮され、墜落・飛来落下災害のリスクが低減する。 2) 外壁改修工事で、既存タイル面を下地共撤去せず、既存塗膜のみ除去して新規タイルを直張りできる工法を採用し、下地撤去・復旧の工程を省略する。 →解体材が減ることで、産業廃棄物の発生量及び場内の粉じん・騒音の発生を抑えることができる。

令和5年度以前(旧形式・木造4階建て自社ビル回答例)

受検者自身の経験工事を自由記述する旧形式。年度ボタンで切り替えると、各年度の問題1原文・AI作成の解答例・書籍(令和7年度版2級建築施工管理技士第二次検定テキスト&過去問)の解答例が表示される。

問題1

あなたが経験した建築工事のうち、あなたの受検種別に係る工事の中から、工程の管理を行った工事を1つ選び、工事概要を具体的に記入した上で、次の1.及び2.の問いに答えなさい。
なお、建築工事とは建築基準法に定める建築物に係る工事とし、建築設備工事を除くものとする。

〔工事概要〕

イ.工事名
ロ.工事場所
ハ.工事の内容(新築等の場合:建物用途、構造、階数、延べ面積又は施工数量、主な外部仕上げ、主要室の内部仕上げ 改修等の場合:建物用途、建物規模、主な改修内容及び施工数量)
ニ.工期等(工期又は工事に従事した期間を年号又は西暦で年月まで記入)
ホ.あなたの立場
ヘ.あなたの業務内容

1.工事概要であげた工事であなたが担当した工種において、項目Aのaからcの中からテーマを選び、それらを手配や配置、施工の計画を立てる際に、工事を遅延させないためにあなたがどのようなことを行ったのか、項目Bの①から③について具体的な事例を3つ記述しなさい。
なお、選んだ項目Aは○で囲み、3つの事例は同じ項目を選んでもよいものとする。
また、項目Bの①工種名又は作業名等はあなたの受検種別に係るものとし、同じものでもよいが、②状況と理由及び③行った対策はそれぞれ異なる内容を記述するものとし、品質管理、安全管理、コスト管理のみについて記述したものは不可とする。

項目A a.材料(本工事材料,仮設材料) b.工事用機械・器具・設備 c.作業員(交通誘導警備員は除く)
項目B ①工種名又は作業名等 ②遅延させるかも知れないと考えた当時の状況とそれが遅延につながる理由 ③②による遅延を防ぐために実際に行った対策

2.工事概要であげた工事に係わらず、あなたの今日までの建築工事の経験を踏まえて、計画どおりに工事を進める上で、関係者に作業工程を周知や共有するための有効な方法や手段と、周知や共有が不十分な場合に起こる工程への影響について、具体的な事例を2つ記述しなさい。
ただし、2つの事例の有効な方法や手段はそれぞれ異なる内容を記述するものとし、1.の③の行った対策と同じ内容の記述は不可とする。

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項目A①工種名②遅延の懸念状況と理由③行った対策
a.材料木造建方工事(構造用集成材)特注寸法の柱・梁材は製材工場での加工に時間を要し、発注が遅れると建方日に部材が揃わず着手できなくなるおそれ。建方開始日から逆算して実施設計確定後直ちに発注し、納期を工程表に明記して進捗確認。
b.機械・器具建方工事(移動式クレーン)敷地・前面道路が狭くクレーン設置位置を誤ると近隣と干渉し建方が中断するおそれ。設置位置・作業半径・障害物を実測確認し機種選定、許可申請を早期に実施。
c.作業員木造建方工事(建方作業員)4階建てで高所作業が多く経験の浅い作業員が多いと建入れ直し等に時間を要し工程遅延のおそれ。経験豊富な班長を配置し着手前に作業計画書で打合せ、手待ちのない人員配置。
回答例AI(施工経験)

工事概要: イ.自社ビル新築工事(木造4階建て)/ロ.神奈川県川崎市幸区南幸町二丁目/ハ.木造4階建て自社ビル新築工事(木造軸組工法)の建方工事、施工数量393.90㎡/ニ.建方施工期間 2022年9月〜2025年12月/ホ.施工監督/ヘ.木造建方工事において、工程管理、安全管理、品質管理、職人との作業調整、資材搬入計画、施工状況の確認を担当した。

項目A①工種名②遅延の懸念状況と理由③行った対策
a.材料木造建方工事(プレカット柱・梁材)4階建て規模で部材数量が多く、プレカット工場の加工順序が現場の建方順序と一致しないと、必要な部材が後から搬入され建方作業が中断するおそれがあった。プレカット工場と事前に打合せを行い、階別・通り芯別の建方順序に合わせた加工・搬入リストを指定し、納品時に部材番号を照合して仮置きした。
b.機械・器具建方工事(移動式クレーン)南幸町の現場は前面道路の幅員が限られており、クレーンの設置位置や作業半径を誤ると近隣の電線や隣地建物と干渉し、建方作業自体が中断するおそれがあった。建方計画時にクレーンの設置位置、作業半径及び周辺障害物(電線・隣地建物)を実測して確認し、能力表に基づき干渉のない機種を選定して、道路使用許可を早期に取得した。
c.作業員木造建方工事(建方作業員・とび工)4階建てで高所作業が多く、経験の浅い作業員が多いと仮筋かい設置や建入れ直しに時間を要し、建方工程全体が遅延するおそれがあった。建方経験の豊富な班長を各作業班に配置し、着手前に建方手順と役割分担を明確にした作業計画書を用いて打合せを行い、手待ちが生じないよう配置人数を調整した。

設問2(周知・共有の方法と工程への影響): (1)週間工程表を現場事務所内に掲示するとともに、毎朝の朝礼で各職人の当日・翌日作業内容を読み合わせ、後続職人への引継ぎ事項を確認した。→掲示のみで口頭確認を行わない場合、後続の職人が前工程の完了予定を把握できず、資材や人員の手配が後手に回り、着手が遅れて工程全体が遅延するおそれがある。(2)プレカット工場・とび工事業者・クレーンリース会社との工程調整を週1回行い、進捗と翌週の作業予定を共有して最新の工程表を関係者全員に配付した。→予定変更が共有されないと、クレーン作業日と部材搬入日がかみ合わず、揚重待ちによる手待ちや、先行工事の遅れに後続作業が気付かず着手してしまう手戻りが生じるおそれがある。

書籍の回答例を見る(令和7年度版2級建築施工管理技士第二次検定テキスト&過去問)

工事概要: ○○事務所ビル新築工事/東京都港区西新橋3-24-10/事務所、鉄骨造、5階建て、延べ面積1,500㎡、外壁:ALC下地セメント系吹付タイル、内部壁:ビニルクロス、内部天井:ロックウール吸音板、内部床:タイルカーペット/令和3年6月〜令和4年5月/工事主任/躯体工事の施工管理全般

選んだ項目: a.材料

①工種名又は作業名等: 鉄骨工事
②当時の状況と遅延につながる理由: 内装仕上げ材の種類が多く、仕上げ工事の工種が多かったことから、仕上げ工事の開始時期の遅延が、全体工期の遅延につながると考えたため。
③遅延防止のため行った対策: 鉄骨の耐火被覆材を、設計者の許可を得て、当初予定の吹付け材から巻付け材に変更して、仕上げ工事の開始時期を遅らせないようにした。

選んだ項目: b.工事用機械・器具・設備

①工種名又は作業名等: 地業工事(杭工事)
②当時の状況と遅延につながる理由: 鋼管杭の施工時期が梅雨の時期と重なり、屋外での継手溶接作業が降雨により工程どおり行えず、工期が遅延する可能性があった。
③遅延防止のため行った対策: 鋼管杭の継手を、工事監理者の承諾を得て、溶接機を使用せず天候に左右されないネジ式の無溶接継手に変更して、工程の遅延を防止した。

選んだ項目: c.作業員

①工種名又は作業名等: 鉄筋工事
②当時の状況と遅延につながる理由: 建設業は深刻な人手不足の状況にあり、熟練の鉄筋工を確保できないことで、基礎配筋工事の遅延が心配された。
③遅延防止のため行った対策: 鉄筋の加工はすべて工場で行い、設計者に許可を得て、鉄筋の継手を熟練した技術を必要としない機械式継手とすることで、作業員不足を補った。

2.(周知・共有の方法と工程への影響)

有効な方法や手段: 朝の作業前に行う各職のツールボックスミーティングを利用して、職長から作業員に作業工程を周知し、全員で共有するよう指示した。
工程への影響: 作業工程は、現場の状況により当初の予定から変更されることがある。この周知が不足すると、やり直し等による工程遅延の可能性がある。

有効な方法や手段: 新規入場者教育実施の際に、該当する作業の元請け担当者と職長が同席して、作業工程について周知するようにした。
工程への影響: 新規の作業員は、慣れない環境での作業となることから、周知の不足は労働災害にもつながるおそれがあり、結果、工程が遅延する。

問題1

あなたが経験した建築工事のうち、あなたの受検種別に係る工事の中から、品質管理を行った工事を1つ選び、工事概要を具体的に記入した上で、次の1.及び2.の問いに答えなさい。
なお、建築工事とは、建築基準法に定める建築物に係る工事とし、建築設備工事を除くものとする。

〔工事概要〕

イ.工事名
ロ.工事場所
ハ.工事の内容(新築等の場合:建物用途、構造、階数、延べ面積又は施工数量、主な外部仕上げ、主要室の内部仕上げ 改修等の場合:建物用途、建物規模、主な改修内容及び施工数量)
ニ.工期等
ホ.あなたの立場
ヘ.あなたの業務内容

1.工事概要であげた工事であなたが担当した工種において、施工の品質低下を防止するために取り組んだ事例を3つ選び、次の①から③について具体的に記述しなさい。
ただし、①は同一でもよいが、あなたの受検種別に係る内容とし、②及び③はそれぞれ異なる内容とする。また、③の行ったことは「設計図書どおりに施工した。」等行ったことが具体的に記述されていないものや品質管理以外について記述したものは不可とする。

①工種名又は作業名等 ②品質低下につながる不具合とそう考えた理由 ③②の不具合を発生させないために行ったこととその際特に留意したこと

2.工事概要であげた工事及び受検種別にかかわらず、あなたの今日までの建築工事の経験を踏まえて、施工の品質を確保するために確認すべきこととして、次の①から③をそれぞれ2つ具体的に記述しなさい。
ただし、①は同一でもよいが、②及び③はそれぞれ異なる内容とする。また、②及び③は「設計図書どおりであることを確認した。」等確認した内容が具体的に記述されていないものや1.の②及び③と同じ内容を記述したものは不可とする。

①工種名又は作業名等 ②①の着手時の確認事項とその理由 ③①の施工中又は完了時の確認事項とその理由

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①工種名②不具合とそう考えた理由③行ったこと
木工事(構造用面材の釘打ち)釘の間隔・打込み位置が図面と異なると必要な壁倍率を確保できず耐力壁として機能しないおそれ。施工図に釘の種類・間隔・縁端距離を明記し周知、施工後に全数確認。
防水工事(外壁透湿防水シート)重ね幅・張り順序を誤ると外壁内部に雨水が浸入し構造材腐食につながるおそれ。下部から上部へ張り進め、重ね幅確保、開口部は防水テープ処理。
木造建方工事(柱の建入れ)建方直後の建入れ精度不十分のまま上階建方を進めると誤差が累積するおそれ。各階完了時に下げ振りで鉛直確認し仮筋かいで調整後本締め。
回答例AI(施工経験)

工事概要: イ.自社ビル新築工事(木造4階建て)/ロ.神奈川県川崎市幸区南幸町二丁目/ハ.木造4階建て自社ビル新築工事(木造軸組工法)の建方工事、施工数量393.90㎡/ニ.建方施工期間 2022年9月〜2025年12月/ホ.施工監督/ヘ.木造建方工事において、工程管理、安全管理、品質管理、職人との作業調整、資材搬入計画、施工状況の確認を担当した。

①工種名②不具合とそう考えた理由③行ったこと
木造建方工事(柱脚・梁接合部の金物取付け)ホールダウン金物や羽子板ボルト等の取付け位置が違っていたり、ボルト・ナットの締付けが不十分だったりすると、地震時に必要な引張・せん断耐力を確保できず、構造耐力上の不具合につながると考えたため。金物配置図と構造図を照合して取付け位置を確認したうえで、本締め後に金物の種類、ボルト・ナットの取付け状態及び座金のめり込み状態に緩みや不備がないことを全数目視確認する社内チェックリストを作成し、施工後に記録を残した。
木造建方工事(柱の建入れ・仮筋かい)4階建てという高さから、各階の建入れ誤差が上階に累積すると、外壁下地や建具の取付けに支障が生じる不具合につながると考えたため。各階の建方完了時に下げ振りを用いて柱の鉛直を確認し、仮筋かいで建入れを調整したうえで接合金物を本締めし、確認結果を記録した。
木造建方工事(構造用面材の釘打ち)面材の継目位置や釘の間隔・打込み位置が図面と異なると、必要な壁倍率(耐力)を確保できず、耐力壁として機能しない不具合につながると考えたため。施工図に釘の種類・間隔・縁端距離を明記して職人へ周知し、施工後は釘間隔、縁端距離及び釘頭のめり込み状態をスケール及び目視で全数確認した。

設問2(着手時・施工中/完了時の確認事項): (1)金物工事(ホールダウン金物等)/着手時の確認事項とその理由:着手前に金物配置図と構造図を照合し、金物の種類・取付け位置に誤りがないことを確認した。取付け誤りがあると柱に生じる引抜き力に抵抗できないため。/施工中又は完了時の確認事項とその理由:壁面材の施工前に、金物の種類、ボルト径、締付け状態を全数確認し写真に記録した。隠蔽後は是正できないため。(2)木造建方工事(接合部)/着手時の確認事項とその理由:建方着手前にプレカット部材の加工精度(仕口・継手のかかり代)を検査記録と照合して確認した。加工不良があると接合部の耐力が確保できないため。/施工中又は完了時の確認事項とその理由:建方完了時に各接合部の隙間及び金物締結状態を全数確認し、不備箇所は隠蔽前に是正した。

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工事概要: ○○ビル新築工事/東京都港区西新橋3-24-10/事務所、鉄骨造、10階建て、延べ面積4,160㎡、外壁:メタルカーテンウォール、内部床:タイルカーペット張り、内部壁:ビニルクロス張り、内部天井:ロックウール化粧吸音板張り/令和2年1月〜令和3年3月/元請けの工事主任/施工管理全般

1.(品質低下を防止するために取り組んだ事例)

①工種名又は作業名等: 鉄筋工事
②不具合とそう考えた理由: 鉄筋のコンクリート打設時の移動や乱れ、結束線先端の型枠への突き出しは鉄筋のかぶり不足につながり、コンクリートの爆裂によって構造体の耐火性を低下させることが考えられるため。
③行ったことと特に留意したこと: 鉄筋の組み立てに際し、結束線による鉄筋の結束が十分な箇所数行われていること、結束線の先端が鉄筋内側に曲げ込まれていることを確認した。鉄筋の確実な結束と結束線の適切な処理に特に留意した。

①工種名又は作業名等: コンクリート工事
②不具合とそう考えた理由: コンクリートは、セメントと水の水和反応により硬化が進行することから、打設箇所の型枠がフレッシュコンクリート中の水分を吸収してしまうと、硬化に必要な水分が不足し、コンクリートの硬化不良につながる。
③行ったことと特に留意したこと: 基礎コンクリートの打込みに先立ち、型枠内の清掃を行って雑物を取り除き、せき板及び打継ぎ面がコンクリートの水分を吸収しないように、散水して湿潤状態とすることに特に留意した。

①工種名又は作業名等: 鉄骨工事(耐火被覆)
②不具合とそう考えた理由: 建物の構造体は、火災時には高温によって強度、剛性が低下し、建物の使用者が避難する時間を確保できずに倒壊するおそれがあることから、鉄骨に耐火被覆材の性能の確保が重要であると考えた。
③行ったことと特に留意したこと: 耐火被覆材の吹き付け厚さが不足しやすい部材出隅部やフランジ下面、取付け金物について、厚さ測定ゲージで厚さを計画、確認を行って、耐火被覆材の吹付け厚さの確保に特に留意した。

2.(品質を確保するために確認すべきこと)

①工種名又は作業名等: 鉄骨工事(高力ボルトの締付け)
②着手時の確認事項とその理由: 高力ボルト摩擦接合部のトルシア形高力ボルト締付けに先立ち、接合部の摩擦面のあれ具合など、摩擦面の摩擦係数を低減させる要因の有無を確認する。
③施工中又は完了時の確認事項とその理由: 本締め後、標準ボルト張力が確実に得られていることを、ピンテールの破断と共回りや軸回りの有無、ナット回転量、ボルト余長から確認する。

①工種名又は作業名等: 鉄骨工事(溶接)
②着手時の確認事項とその理由: 鉄骨の溶接に先立って、作業場所の気温を確認する。気温の低い場所で溶接を行うと、溶接後の冷却速度が速くなり、溶接部が硬くなる原因となる。
③施工中又は完了時の確認事項とその理由: 作業場所の気温を確認し、-5℃以上5℃以下の場合は、溶接後の冷却速度を遅らせるために予熱を加熱する。

問題1

あなたが経験した建築工事のうち、あなたの受検種別に係る工事の中から、施工の計画を行った工事を1つ選び、工事概要を具体的に記述した上で、次の1.から2.の問いに答えなさい。
なお、建築工事とは、建築基準法に定める建築物に係る工事とし、建築設備工事を除くものとする。

〔工事概要〕

イ.工事名
ロ.工事場所
ハ.工事の内容(新築等の場合:建物用途、構造、階数、延べ面積又は施工数量、主な外部仕上げ、主要室の内部仕上げ 改修等の場合:建物用途、建物規模、主な改修内容及び施工数量)
ニ.工期等
ホ.あなたの立場
ヘ.あなたの業務内容

1.工事概要であげた工事であなたが担当した工種において、施工の計画時に着目した項目を①の中から異なる3つを選び、②から④について具体的に記述しなさい。
ただし、②の工種名は同一の工種名でもよいが、③及び④はそれぞれ異なる内容を記述するものとする。また、コストについてのみ記述したものは不可とする。

①着目した項目 a施工方法又は作業方法 b資材の搬入又は荷揚げの方法 c資材の保管又は仮置きの方法 d施工中又は施工後の養生の方法(ただし、労働者の安全に関する養生は除く) e試験又は検査の方法
②工種名 ③現場の状況と施工の計画時に検討したこと ④施工の計画時に検討した理由と実施したこと

2.工事概要であげた工事及び受検種別にかかわらず、あなたの今日までの工事経験を踏まえて、「品質低下の防止」及び「工程遅延の防止」について、それぞれ①及び②を具体的に記述しなさい。
ただし、1.③及び④と同じ内容の記述は不可とする。

①施工の計画時に検討することとその理由 ②防止対策とそれに対する留意事項

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①着目項目②工種名③現場の状況と検討したこと④検討理由と実施したこと
a.施工方法木造建方工事敷地が狭く仮置き場所が確保できない状況のため搬入順序を検討。資材滞留防止のため建方順序に合わせ搬入経路をあらかじめ定めて実施。
b.資材の搬入屋根工事(垂木・野地板)前面道路が狭く大型車両の長時間駐車が支障をきたす状況のため台数・時間を検討。搬入車両の到着時間を分散し搬入・退場経路を定めて実施。
d.養生の方法木工事(構造材・床合板)建方期間が降雨の多い時期にかかる状況のため雨養生方法を検討。構造材は地面から離して保管、床合板は当日範囲のみ敷き込み未施工部を防水シートで養生。
回答例AI(施工経験)

工事概要: イ.自社ビル新築工事(木造4階建て)/ロ.神奈川県川崎市幸区南幸町二丁目/ハ.木造4階建て自社ビル新築工事(木造軸組工法)の建方工事、施工数量393.90㎡/ニ.建方施工期間 2022年9月〜2025年12月/ホ.施工監督/ヘ.木造建方工事において、工程管理、安全管理、品質管理、職人との作業調整、資材搬入計画、施工状況の確認を担当した。

①着目項目②工種名③現場の状況と検討したこと④検討理由と実施したこと
a.施工方法木造建方工事南幸町の現場は敷地が狭く、建方時に部材を仮置きできるスペースが限られていたため、建方の進行に合わせた部材搬入順序を計画時に検討した。資材の滞留による作業効率低下を防ぐため、建方順序に合わせて柱・梁材を階別・使用順に搬入するジャストインタイム方式とし、荷卸し位置と搬入経路をあらかじめ定めて実施した。
b.資材の搬入又は荷揚げの方法建方工事(移動式クレーンによる揚重)前面道路の幅員が限られ、搬入車両とクレーンの同時使用でスペースが不足する状況であったため、搬入車両の台数と駐車時間を計画時に検討した。近隣通行への影響を抑えるため、搬入車両の到着時間を建方進行に合わせて分散させ、荷下ろし後は速やかに退出できるよう搬入・退場経路を定めて実施した。
d.養生の方法木工事(構造材及び床合板)建方期間が降雨の多い時期にかかる状況であったため、構造材及び床合板の雨養生の方法を計画時に検討した。雨水の吸収による変形・カビを防ぐため、構造材は地面から離して保管し、床合板は施工当日に敷き込む範囲を限定して、作業終了時に未施工部分を防水シートで覆う養生を実施した。

設問2(品質低下防止・工程遅延防止): 【品質低下の防止】①検討することとその理由:木造建方における接合金物の取付け誤りが生じると、構造耐力が確保できず品質低下につながるため、金物の種類・位置を検討する必要があった。②防止対策と留意事項:金物配置図と部材番号を照合して組み立て、ボルトの締付け状態を全数確認した。実施に当たっては、隠蔽前に写真記録を残すことに留意した。【工程遅延の防止】①検討することとその理由:特注寸法のプレカット構造材の製作納期が遅れると建方全体が遅延するため、発注時期を検討する必要があった。②防止対策と留意事項:建方日から逆算して製作・運搬期間を確保できる時期に発注し、納期を工程表に明記した。留意事項として、納期変更が生じた場合に即座に工程表を見直せる体制を職人・搬入業者と整えた。

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工事概要: ○○共同住宅新築工事/東京都港区西新橋3-24-10/共同住宅、鉄筋コンクリート造、7階建て、延べ面積2,050㎡、外壁:磁器質タイル張り、内部床:フローリング張り、内部壁・天井:ビニルクロス張り/令和元年6月〜令和3年3月/元請けの工事主任/施工管理全般

選んだ項目: a.施工方法又は作業方法 ②工種名: 杭工事

③現場の状況と検討したこと: 現場は都心区にあり、敷地が狭いことから、場所打ちコンクリートの杭の施工に当たり、できるだけ機械設備の規模が小さくて済み、広い作業スペースを必要としない、施工能力の高い杭工法の検討が必要になった。
④検討理由と実施したこと: 敷地境界から場所打ちコンクリート杭の施工位置までの距離が短かったことから、オールケーシング工法やリバース工法に比べ、狭い敷地でも作業性がよく、施工能力の高いアースドリル工法を採用した。

選んだ項目: b.資材の搬入又は荷揚げの方法 ②工種名: 鉄筋工事

③現場の状況と検討したこと: 都心部の現場で敷地が狭く、鉄筋を加工するスペースやストックヤードの確保が難しかったことから、鉄筋の現場加工をできるだけ少なくするとともに、鉄筋は現場搬入後、直ちに施工できる方法を検討した。
④検討理由と実施したこと: 現場での材料加工を極力減らせるように、鉄筋加工の多くを工場で行ってから搬入するようにし、柱と梁については現場搬入後直ちにクレーンで建て込みできるよう、工場であらかじめユニット化する先組み工法を採用した。

選んだ項目: c.資材の保管又は仮置きの方法 ②工種名: 鉄筋工事

③現場の状況と検討したこと: 現場では、強度や径、長さの異なる複数の種類の鉄筋を使用することから、鉄筋コンクリート造の品質確保と作業の効率化を図るため、作業員が使用する鉄筋の種類を間違えず、スムーズに配筋できるような作業方法について検討した。
④検討理由と実施したこと: 作業員が誤ることなく、効率のよい配筋作業を実施できるよう、また、受入検査が済んでいるものと未検査のものや不合格のものが混同しないように、鉄筋の断面に種類ごとに異なるペイントを施して色分けし、識別しやすくした。

選んだ項目: d.施工中又は施工後の養生の方法 ②工種名: コンクリート工事

③現場の状況と検討したこと: 1階の床にマットスラブが採用されており、基礎フーチング部分では厚さが1,000mmにもなることから、マスコンクリートとしての施工管理が必要となり、使用するセメントや養生の方法について検討した。
④検討理由と実施したこと: マスコンクリートでは、セメントの水和熱によりコンクリート内部の温度が上昇し、表面との温度差が大きくなることで建物内に有害なひび割れが発生することから、コンクリート表面の急冷を防ぐための保温養生を行った。

選んだ項目: e.試験又は検査の方法 ②工種名: 地業工事(杭工事)

③現場の状況と検討したこと: 施工する建物は鉄筋コンクリート造で重量が大きいため、それを支持する場所打ちコンクリート杭の施工は重要であることから、杭を掘削する際の支持地盤への到達確認を、確実に検討する方法を検討した。
④検討理由と実施したこと: 杭の支持地盤への未到達は不同沈下の原因となる。杭孔の掘削深度が支持層に達していることをオーガ駆動装置の電流値の波形変化と、掘削ヘッドに付着した掘削土採取により検査、確認した。

2.(品質低下防止・工程遅延防止)

【品質低下防止】①施工の計画時に検討することとその理由: 試験・検査は施工不良の発見に有効だが、不具箇所を見落とす可能性があることから、それらに頼らない品質管理方法の検討が必要と考えた。
②防止対策とそれに対する留意事項: 試験・検査に頼らず、プロセス管理の徹底を図り施工不良発生の原因を取り除くことで、施工不良の再発防止を心がけた。

【工程遅延防止】①施工の計画時に検討することとその理由: 躯体工事における鉄筋加工と配筋工事の作業効率を上げるため、鉄筋はできる限り地組みにより大きくユニット化する。
②防止対策とそれに対する留意事項: 揚重機の選定と配置計画を綿密に行うことで、地組みにより大きくユニット化された部材が確実に揚重・施工できるようにする。

問題1

あなたが経験した建築工事のうち、あなたの受検種別に係る工事の中から、工程の管理を行った工事を1つ選び、工事概要を具体的に記入した上で、次の1.及び2.の問いに答えなさい。
なお、建築工事とは建築基準法に定める建築物に係る工事とし、建築設備工事を除くものとする。

〔工事概要〕

イ.工事名
ロ.工事場所
ハ.工事の内容(新築等の場合:建物用途、構造、階数、延べ面積又は施工数量、主な外部仕上げ、主要室の内部仕上げ 改修等の場合:建物用途、建物規模、主な改修内容及び施工数量)
ニ.工期
ホ.あなたの立場
ヘ.業務内容

1.工事概要であげた工事であなたが担当した工種において、事例を3つ答えなさい。
その事例ごとに項目Aのaからcの中から項目を選び、それらを手配や配置、施工をする際、あなたが工事を遅延させないためにどのようなことに努めたのか、項目Bの①から③について具体的に記述しなさい。
なお、選んだ項目Aは○で囲み、3つの事例は同じ項目を選んでもよいものとする。
また、項目Bの①工種名は同じでもよいが、②着目したこととその理由と③行った対策は異なる内容の記述とし、品質管理のみ、安全管理のみ、コストのみについて記述したものは不可とする。

項目A a.材料(本工事材料,仮設材料) b.工事用機械・器具・設備 c.作業員(交通誘導警備員は除く)
項目B ①工種名 ②工事を遅延させるかも知れないと着目したこととその理由 ③②の遅延を防ぐために実際に行った対策

2.工事概要であげた工事及び受検種別にかかわらず、あなたの今日までの建築工事の経験に照らし、工程を短縮するために有効な方法や手段を2つ具体的に記述しなさい。また、それらがもたらす工程の短縮以外の工事への良い影響を、それぞれ具体的に記述しなさい。
ただし、有効な方法や手段が同一のもの及び1.の③行った対策と同一のものは不可とする。

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項目A①工種名②着目したこととその理由③行った対策
a.材料木造建方工事(プレカット材)プレカット工場の加工順が現場の建方順序と一致しないと、必要な部材が後から搬入され建方が中断する可能性があると着目した。プレカット工場と事前に打合せを行い、建方順序に合わせた加工・搬入順序を指定し、納品時に部材番号と搬入リストを照合した。
b.機械・器具仮設工事(足場組立)足場材のレンタル数量が不足すると、建方後の外部足場組立が遅れ、後続の外壁工事に着手できなくなる可能性があると着目した。建物形状から必要な足場数量を事前に拾い出し、余裕を持った数量でレンタル会社と契約し、搬入日を建方完了予定日に合わせて手配した。
c.作業員屋根工事(野地板・防水シート)屋根工事の専門業者の手配が遅れると、降雨時に建物内部が雨ざらしとなり、後続の内装工事全体が遅延する可能性があると着目した。建方工程が確定した時点で屋根業者を早期に確保し、降雨予報を踏まえて建方完了後速やかに屋根下地・防水シートを施工できるよう手配した。

設問2(工程短縮の方法と良い影響): (1)構造材をプレカット工場で事前加工し、現場での墨出し・加工作業を省略して建方作業に専念できるようにした。→現場での加工作業が減ることで、切粉や端材の発生が抑えられ、場内の整理整頓状況が向上し、安全な作業環境を確保できる。(2)外壁のサイディングパネルを工場で先付けしたパネル化工法を採用し、現場での外壁下地施工と外装仕上げ工事を同時並行できるようにした。→高所での外装作業時間が短縮されるため、墜落・資材落下のリスクが低減し、安全性が向上する。

回答例AI(施工経験)

工事概要: イ.自社ビル新築工事(木造4階建て)/ロ.神奈川県川崎市幸区南幸町二丁目/ハ.木造4階建て自社ビル新築工事(木造軸組工法)の建方工事、施工数量393.90㎡/ニ.建方施工期間 2022年9月〜2025年12月/ホ.施工監督/ヘ.木造建方工事において、工程管理、安全管理、品質管理、職人との作業調整、資材搬入計画、施工状況の確認を担当した。

項目A①工種名②着目したこととその理由③行った対策
a.材料木造建方工事(プレカット柱・梁材)プレカット工場の加工順が現場の建方順序と一致しないと、必要な部材が後から搬入され建方が中断する可能性があると着目した。プレカット工場と事前に打合せを行い、建方順序に合わせた加工・搬入順序を指定し、納品時に部材番号と搬入リストを照合した。
b.機械・器具建方工事(移動式クレーン)南幸町の現場は前面道路が狭く、クレーンの設置台数・作業半径を誤ると近隣建物と干渉し建方作業が中断する可能性があると着目した。建方計画時にクレーンの設置位置・作業半径・周辺障害物を実測して確認し、干渉のない機種を選定して道路使用許可を早期に申請した。
c.作業員木造建方工事(とび工・建方作業員)4階建てで高所作業員が多く必要であり、繁忙期に手配が遅れると建方の着手自体が遅れる可能性があると着目した。建方数量から必要人工・班数を算出し、繁忙期の手配困難を見込んで専門工事業者と早期に契約した。

設問2(工程短縮の方法と良い影響): (1)構造材をプレカット工場で建方順序どおりに加工・納品してもらい、現場での墨出し・加工作業を省略して建方作業に専念できるようにした。→現場での加工作業が減ることで、切粉や端材の発生が抑えられ、場内の整理整頓状況が向上し、安全な作業環境を確保できる。(2)接合金物をあらかじめプレカット時に部材へ取り付けた状態で搬入し、現場での金物取付け作業を削減した。→現場での金物取付け作業時間が短縮されるため、高所作業時間が減り、墜落・工具落下のリスクが低減する。

書籍の回答例を見る(令和7年度版2級建築施工管理技士第二次検定テキスト&過去問)

工事概要: ○○事務所ビル新築工事/東京都港区西新橋3-24-10/事務所、鉄骨造、5階建て、延べ面積1,500㎡、外壁:ALC下地セメント系吹付タイル、内部壁:ビニルクロス、内部天井:ロックウール吸音板、内部床:タイルカーペット/平成30年4月〜令和2年3月/工事主任/躯体工事の施工管理

選んだ項目: a.材料

①工種名: コンクリート工事
②着目したこととその理由: 基礎のコンクリート打設時期が気温の低い冬季で、コンクリートの強度発現が遅れることによる、鉄骨建方の開始時期への遅れが懸念された。
③遅延防止のため行った対策: コンクリートに、水和発熱量が大きく、低温でも強度を発現できる早強ポルトランドセメントを使用した。

選んだ項目: b.工事用機械・器具・設備

①工種名: 鉄骨工事
②着目したこととその理由: 現場作業員の高齢化が進んでいることから、作業の遅延を防止するには、体への負担を軽減できる工具の使用が必要と考えた。
③遅延防止のため行った対策: 鉄筋を片手で自動結束でき、熟練が不要で作業効率がよく、体への負担が少ない鉄筋結束機を使用して、スラブ筋を結束した。

選んだ項目: c.作業員

①工種名: 鉄骨工事
②着目したこととその理由: 熟練工の不足により、作業の遅延による工程の遅延が予測されたことから、鉄骨建方の作業効率を上げる必要性が考えられた。
③遅延防止のため行った対策: 地上において、部材を地組・本締めまで行い、ブロックごとの建方を行うことで、熟練度の低い作業員も、精度よく効率的に作業が行えるようにした。

2.(工程短縮の有効な方法や手段と良い影響)

有効な方法や手段: 鉄骨の耐火被覆を吹付けロックウールから巻き付け耐火被覆材に変更すること、他業種との並行作業が可能となり、工期を短縮できる。
良い影響: ロックウールの表面に不織布を施した耐火被覆材を使用することで、施工時と施工後の粉塵の飛散を低減することができる。

有効な方法や手段: 鉄筋を工場で先組みしてユニット化することで、現場での組立て手間が減り、工期を短縮することができる。
良い影響: 工事現場に比べて、作業環境の良い工場で組み立てることで、品質が向上できる。

問題1

あなたが経験した建築工事のうち、あなたの受検種別に係る工事の中から、施工の計画を行った工事を1つ選び、工事概要を具体的に記述した上で、次の1.及び2.の問いに答えなさい。
なお、建築工事とは、建築基準法に定める建築物に係る工事とし、建築設備工事を除くものとする。

〔工事概要〕

イ.工事名
ロ.工事場所
ハ.工事の内容(新築等の場合:建物用途、構造、階数、延べ面積又は施工数量、主な外部仕上げ、主要室の内部仕上げ 改修等の場合:建物用途、建物規模、主な改修内容及び施工数量)
ニ.工期
ホ.あなたの立場
ヘ.業務内容

1.工事概要であげた工事であなたが担当した工種において、次の項目aからeのうちから異なる項目を3つ選び、施工の計画に当たり、①事前に検討したこととその検討をもとに実際に行ったこと、②何故検討する必要があったのかその理由を、工種名をあげて具体的に記述しなさい。
ただし、①事前に検討したことと実際に行ったことは、選んだ各項目ごとにそれぞれ異なる内容とし、コストについてのみの記述は不可とする。
なお、工種名については、同一の工種名でなくてもよい。

項目 a施工方法又は作業方法 b資材の搬入又は荷揚げの方法 c資材の保管又は仮置きの方法 d施工中又は施工後の養生の方法(ただし、労働者の安全に関する養生は除く) e試験又は検査の方法と時期

2.工事概要であげた工事及び受検種別にかかわらず、あなたの今日までの建築工事の経験に照らし、建設現場で発生する産業廃棄物を減らすため、①有効な方法や手段と、②その方法や手段を実際に行う場合に留意すべきことを、2つの事例について具体的に記述しなさい。
ただし、方法や手段が同一の記述及び1.の実際に行ったことと同一の記述は不可とする。

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選んだ項目工種名①事前に検討し実際に行ったこと②その理由
施工方法又は作業方法地業工事地盤調査結果を踏まえ、べた基礎を採用したうえで、地盤改良の要否を事前に検討し、柱状改良工法を採用した。敷地の地盤支持力が不足していることが地盤調査で判明し、不同沈下を防止する対策が必要であったため。
資材の搬入又は荷揚げの方法木造建方工事構造用集成材をプレカット工場で建方順序どおりに束ねてもらい、現場では搬入車両からクレーンで直接必要箇所へ揚重した。敷地が狭く、資材の仮置きや加工のためのヤードを十分に確保できなかったため。
資材の保管又は仮置きの方法木工事(構造材)構造材を地面から離して水平に保管し、防水シートで覆うとともに通気を確保した。直接地面に置くと雨水や湿気を吸収し、変形・カビの原因となるため。
施工中又は施工後の養生の方法屋根工事屋根下地及び防水下葺材の施工を建方完了後速やかに行い、未施工部分は作業終了時に防水シートで覆った。建方直後は屋内が雨ざらしとなり、構造材の含水や仕上げ工事への悪影響が懸念されたため。
試験又は検査の方法と時期木工事(構造材)隠蔽前に構造材の含水率を含水率計で測定し、所定の含水率以下であることを確認した記録を残した。施工後は仕上げ材で隠蔽され確認できなくなるため、隠蔽前に品質を記録に残す必要があったため。

設問2(合理化の方法・留意事項): (1)外壁下地に、現場加工が不要な既製の通気胴縁を使用し、現場での墨出し・加工の手間を削減した。→既製品と現場加工品では寸法精度が異なるため、下地材の割付けを事前に確認して隙間が生じないよう留意する。(2)断熱材を現場発泡ではなく工場成形のボード系断熱材とし、天候に左右されず施工できるようにした。→ボード系断熱材は継目にすき間ができやすいため、気密テープによる目地処理を確実に行うことに留意する。

回答例AI(施工経験)

工事概要: イ.自社ビル新築工事(木造4階建て)/ロ.神奈川県川崎市幸区南幸町二丁目/ハ.木造4階建て自社ビル新築工事(木造軸組工法)の建方工事、施工数量393.90㎡/ニ.建方施工期間 2022年9月〜2025年12月/ホ.施工監督/ヘ.木造建方工事において、工程管理、安全管理、品質管理、職人との作業調整、資材搬入計画、施工状況の確認を担当した。

選んだ項目工種名①事前に検討し実際に行ったこと②その理由
施工方法又は作業方法木造建方工事4階建てで建方途中の水平剛性が不足しやすいことから、建方の進行に合わせて各区画に仮筋かいを設置する手順を事前に検討し、実施した。施工中の風荷重等により建入れが変化し、建方精度が低下するおそれがあったため。
資材の搬入又は荷揚げの方法木造建方工事(プレカット柱・梁材)構造用集成材をプレカット工場で建方順序どおりに束ねてもらい、現場では搬入車両からクレーンで直接必要箇所へ揚重した。南幸町の現場は敷地が狭く、資材の仮置きや加工のためのヤードを十分に確保できなかったため。
資材の保管又は仮置きの方法木工事(構造材)構造材を地面から離して水平に保管し、防水シートで覆うとともに通気を確保した。直接地面に置くと雨水や湿気を吸収し、変形・カビの原因となるため。

設問2(産業廃棄物を減らす方法や手段と留意すべきこと): (1)プレカット工場での事前加工により、現場での構造材の切断・加工を最小限とし、端材の発生量を削減した。→工場での加工精度と現場搬入時の部材本数が現場の建方順序と一致しているかを事前に確認することに留意した。(2)建方作業で発生した端材・梱包材を工種別に仮置きヤードで分別回収し、再利用可能な木材端材は仮設の当て木や養生材等に転用した。→構造材料としての使用は行わず、あくまで仮設・養生用途に限定して転用することに留意した。

書籍の回答例を見る(令和7年度版2級建築施工管理技士第二次検定テキスト&過去問)

工事概要: ○○共同住宅新築工事/東京都港区西新橋3-24-10/共同住宅、鉄筋コンクリート造、5階建て、延べ面積3,050㎡、外壁:磁器質タイル張り、内部床:フローリング張り、内部壁・天井:ビニルクロス張り/平成28年6月〜平成30年3月/元請けの工事主任/建築工事の施工管理

選んだ項目: 施工方法又は作業方法 工種名: 地業工事

①事前に検討し実際に行ったこと: 場所打ちコンクリート杭の施工方法について検討し、安定液により孔壁を保護しながら、回転バケットで掘削を行うアースドリル工法を施工した。
②その理由: 敷地が狭く、敷地境界から杭心までの距離も比較的短かったため、機械設備の規模が小さく、施工効率の良いアースドリル工法を採用した。

選んだ項目: 資材の搬入又は荷揚げの方法 工種名: 鉄筋工事

①事前に検討し実際に行ったこと: スラブ筋搬入作業に際し、スラブ筋を事前に工場で結束してロール状にしておき、現場では搬入車両から直ちにクレーンで揚重し、施工した。
②その理由: 現場が都心にあり、敷地が狭く、資材の加工やストックするためのヤードが十分に確保できないため。

選んだ項目: 資材の保管又は仮置きの方法 工種名: 型枠工事

①事前に検討し実際に行ったこと: せき板として使用する合板の現場での保管について、できるだけ直射日光にさらされることがないように、シートで覆い保護を行った。
②その理由: 直射日光に長時間当たった合板でせき板を使用した場合、コンクリート表面の硬化不良の原因となるおそれがあるため。

選んだ項目: 施工中又は施工後の養生の方法 工種名: コンクリート工事

①事前に検討し実際に行ったこと: 基礎コンクリートの養生方法について検討し、散水養生に比べて養生効果の高い、皮膜養生剤による養生を行った。
②その理由: 基礎コンクリート打設予定日の日平均気温が25℃を超えることが予想され、暑中コンクリートとしての対策が必要であったため。

選んだ項目: 試験又は検査の方法と時期 工種名: 鉄筋工事

①事前に検討し実際に行ったこと: ガス圧接継手の試験方法について、引張試験ではなく、超音波探傷試験を採用した。
②その理由: 超音波探傷試験は非破壊検査であり、引張試験のような圧接部の切り取りが必要なく、施工箇所の品質を損なうおそれがないため。

2.(産業廃棄物を減らす方法や手段と留意すべきこと)

方法や手段: 鉄筋コンクリート造の型枠工事に使用するせき板に、合板に比べて転用性やリサイクル性の高い、樹脂製のせき板を使用した。
留意すべきこと: 樹脂製のせき板は、コンクリート打設時の圧力による変形やたわみ量が異なることに留意して使用した。

方法や手段: 既存RC躯体の解体時に発生したコンクリート塊を、現場内で破砕して埋戻しが必要な部分の埋戻し材として使用した。
留意すべきこと: 埋戻し材として使用するコンクリート塊は、粒径が40mm以下となるように破砕し、不純物を取り除いた。

問題1

あなたが経験した建築工事のうち、あなたの受検種別に係る工事の中から、品質管理を行った工事を1つ選び、工事概要を具体的に記入した上で、次の1.及び2.の問いに答えなさい。
なお、建築工事とは、建築基準法に定める建築物に係る工事とし、建築設備工事を除くものとする。

〔工事概要〕

イ.工事名
ロ.工事場所
ハ.工事の内容(新築等の場合:建物用途、構造、階数、延べ面積又は施工数量、主な外部仕上げ、主要室の内部仕上げ 改修等の場合:建物用途、建物規模、主な改修内容及び施工数量)
ニ.工  期(年号又は西暦で年月まで記入)
ホ.あなたの立場
へ.業務内容

1.工事概要であげた工事であなたが担当した工種において、品質を確保するためにあなたが防ごうとした不具合とその不具合を発生させる要因、その不具合の発生を防ぐためにあなたが実際に行ったことを、工種名をあげて3つ具体的に記述しなさい。
ただし、3つの実際に行ったことはそれぞれ異なる内容とし、「設計図書どおりに施工した。」など行ったことが具体的に記述されていないもの、品質管理以外の工程管理、安全管理などについて記述したものも不可とする。
なお、工種名については、同一の工種名でなくてもよい。

2.工事概要であげた工事及び受検種別にかかわらず、あなたの今日までの建築工事の経験に照らし、品質管理の担当者として、品質の良い建物を造るための品質管理の方法や手段と、その方法や手段が有効だと考える理由を、2つ具体的に記述しなさい。
ただし、品質管理の方法や手段が同一のもの及び1.の実際に行ったことと同一のものは不可とする。

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工種名防ごうとした不具合と発生させる要因実際に行ったこと
木工事(構造用面材)面材の継目が下地材から外れると、釘を所定の位置に打てず、耐力壁としての固定強度が不足する不具合が生じるおそれがあった。面材割付図を作成し、継目が柱・間柱・梁等の下地材上に位置するよう配置したうえで、施工後に継目位置と釘間隔を確認した。
防水工事(外壁シーリング)サッシ周囲のシーリング目地の被着体清掃が不十分だと、後日シーリング材が剥離し雨水浸入につながる不具合が生じるおそれがあった。プライマー塗布前に目地内の粉じん・水分をウエス及び送風機で除去し、プライマーの乾燥時間を確保してからシーリング材を充填した。
内装工事(せっこうボード張り)ビスの間隔や打込み深さが不適切だと、ボードの固定不良や継目部のひび割れが生じるおそれがあった。割付図に基づき継目が下地材上となるよう施工し、ビスの種類・間隔・打込み深さを確認しながら施工した。

設問2(品質管理の方法・有効な理由): (1)各工種の施工前に社内検査基準を記載したチェックシートを作成し、作業員へ配付して自主検査を実施させたうえで、管理者が確認する二重チェック体制とした。→作業員自身が基準を意識して施工するようになり、手直しの発生を未然に防止できるため。(2)隠蔽前工程ごとに写真記録を義務付け、施工状況を後から確認できるようにした。→竣工後に不具合が発生した場合でも、隠蔽部分の施工状況を写真で遡って確認でき、原因究明と再発防止につなげられるため。

回答例AI(施工経験)

工事概要: イ.自社ビル新築工事(木造4階建て)/ロ.神奈川県川崎市幸区南幸町二丁目/ハ.木造4階建て自社ビル新築工事(木造軸組工法)の建方工事、施工数量393.90㎡/ニ.建方施工期間 2022年9月〜2025年12月/ホ.施工監督/ヘ.木造建方工事において、工程管理、安全管理、品質管理、職人との作業調整、資材搬入計画、施工状況の確認を担当した。

工種名防ごうとした不具合と発生させる要因実際に行ったこと
木造建方工事(接合金物取付け)ホールダウン金物・羽子板ボルト等の取付け位置や締付けが不十分だと、地震時の引張・せん断力に抵抗できず、構造耐力上の不具合が生じるおそれがあった。金物配置図と構造図を照合して取付け位置を確認し、本締め後にボルト・ナットの締付け状態及び座金のめり込み状態に緩みがないことを全数目視確認して記録した。
木造建方工事(柱の建入れ)4階建てという高さから、各階の建入れ誤差が上階に累積すると、外壁下地や建具の取付け精度に影響する不具合が生じるおそれがあった。各階の建方完了時に下げ振りで鉛直を確認し、仮筋かいで調整したうえで接合金物を本締めした。
木工事(構造材の保管・含水率管理)プレカット構造材が現場搬入後に雨掛かりを受けると、含水率が上昇して建方後の変形や金物のゆるみにつながる不具合が生じるおそれがあった。構造材を地面から離して防水シートで保管し、建方直前に含水率計で含水率を測定して所定値以下であることを確認した。

設問2(品質の良い建物を造るための品質管理の方法や手段と理由): (1)職人への作業指示は口頭だけでなく、金物位置や建方順序を示したスケッチ・施工図を用いて行った。→口頭指示のみでは伝達内容にばらつきが生じやすいが、図面を用いることで施工内容を具体的かつ正確に伝えることができるため。(2)建方工程ごとの施工状況をスマートフォンで撮影し、写真記録として日報とあわせて管理した。→隠蔽される接合部の施工状況を後から確認でき、竣工後に不具合が生じた場合の原因究明にもつなげられるため。

書籍の回答例を見る(令和7年度版2級建築施工管理技士第二次検定テキスト&過去問)

工事概要: ○○ビル新築工事/東京都港区西新橋3-24-10/事務所、鉄骨造、10階建て、延べ面積4,160㎡、外壁:メタルカーテンウォール、内部床:タイルカーペット張り、内部壁・天井:ビニルクロス張り/平成29年1月〜平成30年3月/元請けの工事主任/施工管理全般

工種名: 鉄骨工事

防ごうとした不具合: 柱底均しモルタルのベースプレートとの密着不足
その不具合を発生させる要因: 1階鉄骨柱脚のベースプレートの寸法が比較的大きく、柱底均しモルタルを全面塗り仕上げとした場合、密着しない部分の発生が予想された。
防ぐためにあなたが実際に行ったこと: ベースプレートと柱底均しモルタルの密着が、構造上重要であることから、流動性のよい無収縮モルタルによるあと詰め中心塗り工法を採用した。

工種名: 鉄骨工事

防ごうとした不具合: 現場溶接部の不完全溶接
その不具合を発生させる要因: 高所での鉄骨接合部の現場溶接作業があり、強風の影響により溶接部に不具合の発生が予見された。
防ぐためにあなたが実際に行ったこと: 溶接を風の吹き込むことが予想される場所で行う場合は、不燃性のシートで適切に防風措置を行い、風速が10m/sに近づいた場合は作業を中止した。

工種名: 型枠工事

防ごうとした不具合: 床スラブのひび割れ
その不具合を発生させる要因: 床型枠に支保工を用いないフラットデッキ型枠を使用したため、コンクリートの強度が不十分なうちに、床スラブの変形や振動が予想された。
防ぐためにあなたが実際に行ったこと: コンクリートに十分な強度発現が確認できるまでは、床スラブに立入禁止措置を行い、コンクリートに荷重や振動を与えないよう留意した。

2.(品質の良い建物を造るための品質管理の方法や手段と理由)

方法や手段: 現場における作業員への指示は、口頭で行うのではなく、要領を得たスケッチを描いて行う。
理由: 口頭で行う指示は内容が伝わりにくく、間違いの原因となりやすいが、視覚に訴えるスケッチは指示内容をより具体的に伝えることができる。

方法や手段: タブレット型スマートデバイスを現場に携行し、インターネットを通じて自社、協力会社と品質に関する情報をリアルタイムで共有した。
理由: スマートデバイスの活用で、自社、協力会社との情報共有が円滑となり、現場の状況を確認しながら対応を検討できるので、品質が確保される。

問題1

あなたが経験した建築工事のうち、あなたの受検種別に係る工事の中から、工程の管理を行った工事を1つ選び、工事概要を具体的に記入した上で、次の1.及び2.の問いに答えなさい。
なお、建築工事とは建築基準法に定める建築物に係る工事とし、建築設備工事を除くものとする。

〔工事概要〕

イ.工事名
ロ.工事場所
ハ.工事の内容(新築等の場合:建物用途、構造、階数、延べ面積又は施工数量、主な外部仕上げ、主要室の内部仕上げ 改修等の場合:建物用途、建物規模、主な改修内容及び施工数量)
ニ.工期
ホ.あなたの立場
ヘ.業務内容

1.工事概要であげた工事であなたが担当した工種において、工期に遅れることのないよう工程を管理するうえで、次の①から③の各項目の手配や配置をする際、あなたがどのようなことに留意したのか、留意した内容と着目した理由を、工種名をあげてそれぞれ具体的に記述しなさい。
ただし、留意した内容が同一のものは不可とする。また、工程管理以外の品質管理、安全管理、コストのみについて記述したものも不可とする。
なお、工種名については、同一の工種名でなくてもよい。

[項目] ①材料(本工事材料,仮設材料) ②工事用機械・器具・設備 ③作業員(交通誘導警備員は除く)

2.工事概要であげた工事及び受検種別にかかわらず、あなたの今日までの建築工事の経験に照らし、工期を短縮するための有効な方法や手段を2つ具体的に記述しなさい。また、それらがもたらす工期短縮以外の工事への良い影響を、それぞれ具体的に記述しなさい。
ただし、有効な方法や手段が同一のもの及び1.の留意した内容と同一のものは不可とする。

AIの回答例を見る
項目工種名留意した内容着目した理由
①材料木造建方工事(プレカット構造材)建方順序どおりに構造材が納品されるよう、プレカット工場と搬入リストを共有し、納品順を管理した。現場に資材の仮置きスペースが少なく、納品順序を誤ると搬入車両からクレーンで直接揚重できず手戻りが生じるため。
②工事用機械・器具・設備仮設工事(移動式クレーン)クレーンによる構造材の揚重が滞りなく行えるよう、作業日の搬入車両の到着時刻を管理した。前面道路が狭く、資材搬入車両の駐車スペースに余裕がなく、限られた時間内でのクレーン作業が求められたため。
③作業員木造建方工事(建方作業員)4階建てで高所作業員が多く必要となるため、建方作業員の人数を十分に確保するよう留意した。クレーンの手配日程が決まっており、限られた時間内で効率的に建方作業を終える必要があったため。

設問2(有効な方法・良い影響): (1)外壁パネル(サイディング下地込み)を工場でユニット化し、クレーンで取り付けるパネル工法を採用して、現場での下地組み・外装仕上げの工程を短縮した。→高所での外装作業時間が短縮されるため、墜落・飛来落下災害の懸念が少なく、安全に作業を実施できる。(2)床合板を構造材と一体で地組みし、ユニット化した状態でクレーンにより建方を行った。→建方時に作業床が早期に確保されるため、墜落・飛来落下事故の心配がなく、安全に作業を実施できる。

回答例AI(施工経験)

工事概要: イ.自社ビル新築工事(木造4階建て)/ロ.神奈川県川崎市幸区南幸町二丁目/ハ.木造4階建て自社ビル新築工事(木造軸組工法)の建方工事、施工数量393.90㎡/ニ.建方施工期間 2022年9月〜2025年12月/ホ.施工監督/ヘ.木造建方工事において、工程管理、安全管理、品質管理、職人との作業調整、資材搬入計画、施工状況の確認を担当した。

項目工種名留意した内容着目した理由
①材料(本工事材料、仮設材料)木造建方工事(プレカット柱・梁材)建方順序どおりに構造材が納品されるよう、プレカット工場と搬入リストを共有し、階別・通り芯別の納品順を管理した。南幸町の現場は資材の仮置きスペースが少なく、納品順序を誤ると搬入車両からクレーンで直接揚重できず手戻りが生じるため。
②工事用機械・器具・設備仮設工事(移動式クレーン)クレーンによる部材揚重が滞りなく行えるよう、作業日の搬入車両の到着時刻を管理し、待機場所をあらかじめ定めた。前面道路が狭く、資材搬入車両の駐車スペースに余裕がなく、限られた時間内でのクレーン作業が求められたため。
③作業員(交通誘導警備員は除く)木造建方工事(建方作業員・とび工)4階建てで高所作業員が多く必要となるため、建方作業員の人数を十分に確保するよう留意した。クレーンの手配日程が決まっており、限られた時間内で効率的に建方作業を終える必要があったため。

設問2(有効な方法・良い影響): (1)柱・梁のプレカット加工に合わせて接合金物をあらかじめ部材へ取り付けた状態で搬入し、現場での金物取付け作業を削減した。→現場での金物取付け作業時間が短縮されるため、高所での作業時間が減り、墜落・工具落下のリスクが低減する。(2)各階の床合板を建方の進行に合わせて当日中に敷き込む計画とし、後続作業の仮設床として早期に活用できるようにした。→作業床が早期に確保されることで、墜落・資材落下の心配が少なく、安全に作業を実施できる。

書籍の回答例を見る(令和7年度版2級建築施工管理技士第二次検定テキスト&過去問)

工事概要: ○○共同住宅新築工事/東京都港区西新橋3-24-10/共同住宅、鉄骨鉄筋コンクリート造、15階建て、延べ面積3,780㎡、外壁:磁器質タイル張り、内部床:フローリング張り、内部壁・天井:ビニルクロス張り/平成26年4月〜平成27年9月/工事主任/施工管理全般

①材料(本工事材料・仮設材料)

工種名: コンクリート工事
留意した内容: トラックアジテータ車が施工計画通りに現場に到着し、予定通りにコンクリートの打設ができるようコンクリートプラントとの調整に留意した。
着目した理由: 現場までは交通渋滞の頻発する環状○号線を通行しなければならず、コンクリートプラントの出荷時刻は渋滞時刻を避けるよう手配する必要があったため。

②工事用機械・器具・設備

工種名: 仮設工事
留意した内容: タワークレーンによる資材の揚重が滞りなく実施できるように、資材搬入車両の搬入時間管理を特に重要と考えた。
着目した理由: 場内が狭く、資材の搬入・搬出車両を駐車するスペースに余裕がなく、限られた時間内でのクレーン作業が求められたため。

③作業員(交通誘導警備員は除く)

工種名: 鉄骨工事
留意した内容: 鉄骨の組立て工事において、クレーン作業時の鉄骨建方作業員の人数を十分確保するよう留意した。
着目した理由: クレーンを現場に設置できる日程が決まっており、限られた時間内で効率的に鉄骨建方作業を終えられるようにするため。

2.(工期短縮の有効な方法や手段と良い影響)

有効な方法や手段: 床を構成するデッキプレートと鉄骨梁を地組し、天井内設備配管まで組み込みユニット化した状態でクレーンにより建方を行い、工期を短縮する。
良い影響: 鉄骨建方を行う際に作業床が確保されるので、墜落・飛来落下事故の心配がなく、安全に作業を実施できる。

有効な方法や手段: 鉄筋コンクリート造の柱、梁、スラブをプレキャストコンクリート部材として工場製作し、現場での型枠・配筋工事の工程を短縮する。
良い影響: 鉄筋コンクリート部材をプレキャスト化し、工場製作とすることで、品質と精度の高い構造体を構築できる。

令和6年度型 想定問題3パターン(施工計画)

令和6年度と同じ「a.施工又は作業の方法/b.資材の取扱い方法/c.施工中又は施工後の養生の方法」+設問2(品質低下・公衆災害の防止)の型に合わせた想定問題。公式出題ではない自作の練習問題。

想定1(優先度:高):木造(在来軸組工法)共同住宅又は複数階建て木造建築物の新築

令和6年度のハ(改修)が木造だったこと、近年の中大規模木造建築物の増加傾向を踏まえた想定。受検者の木造建方経験を最も直接活かせるパターン。

a. 施工又は作業の方法

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①工種名: 木造建方工事(構造用集成材の建方) ②懸念事項: 木造4階建て規模になると建方途中の建物の水平剛性が不足し、施工中の風荷重により建入れが変化するおそれがあった。 ③対策: 建方の進行に合わせて各区画に仮筋かいを設置し、下げ振りで建入れを確認したうえで本接合を行う計画とした。

b. 資材の取扱い方法

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①工種名: 木造建方工事(プレカット材の搬入) ②懸念事項: 部材数量が多く、搬入順序を誤ると必要な部材が他の資材の下敷きになり建方作業が中断するおそれがあった。 ③対策: 建方順序に合わせて階別・通り芯別・使用順に搬入計画を立て、荷卸し時に部材番号を照合して仮置きした。

c. 施工中又は施工後の養生の方法

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①工種名: 木工事(構造材・床合板の雨養生) ②懸念事項: 構造材が長時間雨にぬれると、含水率上昇による変形・カビが生じるおそれがあった。 ③対策: 構造材を地面から離して保管し、防水シートで覆うとともに通気を確保し、床合板は施工当日の範囲のみ敷き込み未施工部を養生した。

設問2(品質低下・公衆災害)

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①検討事項と理由: 木造建方中の部材の落下・崩壊が、隣接する住宅街の第三者に危害を及ぼすおそれがあるため、建方時の仮設防護と敷地境界からの離隔を検討する必要があった。 ②対策と留意事項: 敷地境界沿いに落下防止ネット付き外部足場を設置し、建方作業中は足場外周への立入りを規制した。留意事項として、強風時は屋外作業を中止する判断基準をあらかじめ定めた。

回答例AI(施工経験): この想定は、神奈川県川崎市幸区南幸町二丁目の自社ビル新築工事(木造4階建て・木造軸組工法・建方工事393.90㎡)での施工監督経験がそのまま活かせるパターン。実務では、a(施工方法)は各階の建方完了時に仮筋かいと下げ振りで建入れを確認する手順、b(資材取扱い)はプレカット工場と搬入リストを共有し階別・使用順に搬入する方式、c(養生)は構造材を地面から離して防水シートで保管し床合板は当日施工範囲のみ敷き込むという、いずれも実際に現場で行っていた管理方法がそのまま解答の骨子になる。

想定2(優先度:中):鉄骨造(S造)事務所ビル・店舗の新築

令和6年度の建築施工(問題5)でも鉄骨関連が頻出のため、新築側の建物として鉄骨造が出題される可能性を想定。木造経験のみでは直接答えにくいため一般的な施工管理知識で補う。

a. 施工又は作業の方法

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①工種名: 鉄骨工事(建方・建入れ直し) ②懸念事項: 建方の進行とともに建入れの誤差が累積すると、上層階での柱の建入れ調整が困難になり、外壁や設備の取付けに支障をきたすおそれがあった。 ③対策: 建方の進行に合わせて小区画ごとに建入れ直しを行い、ワイヤーとターンバックルで調整して測量機器で確認したうえで本締めする計画とした。

b. 資材の取扱い方法

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①工種名: 鉄骨工事(部材の搬入・揚重) ②懸念事項: 敷地内に資材の仮置きスペースが少ないため、鉄骨部材を一括搬入すると場内動線を塞ぎ、他の工事に支障を及ぼすおそれがあった。 ③対策: 建方順序に合わせて部材を分割搬入し、搬入当日にクレーンで直接建方位置へ揚重するトラッククレーン方式とした。

c. 施工中又は施工後の養生の方法

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①工種名: 鉄骨工事(耐火被覆) ②懸念事項: 耐火被覆材の吹付け後、後続工事で接触・損傷すると、必要な耐火性能を確保できないおそれがあった。 ③対策: 耐火被覆完了部分を養生シートで保護し、後続業者へ養生範囲を周知したうえで、内装下地施工前に被覆厚さを再確認した。

設問2(品質低下・公衆災害)

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①検討事項と理由: 鉄骨建方時の部材の落下が、前面道路の通行人に危害を及ぼすおそれがあるため、建方作業時間帯と防護設備を検討する必要があった。 ②対策と留意事項: 建方作業は歩行者交通量の少ない時間帯に行い、前面道路側に朝顔(防護棚)を設置した。留意事項として、揚重作業中は誘導員を配置し、旋回範囲への立入りを規制することとした。

想定3(優先度:中):RC造・S造建物の改修(内外装改修、耐震改修等)

令和6年度ロ(解体)・過去の傾向から、改修工事は継続して出題される可能性が高いと考えた想定。

a. 施工又は作業の方法

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①工種名: 外壁改修工事(既存タイルの上に新規仕上げを施工) ②懸念事項: 既存タイルの浮きを確認せずに新規仕上げ材を施工すると、既存タイルの浮き部分が拡大し、剥落による危害につながるおそれがあった。 ③対策: 施工前に打診検査で浮き箇所を特定し、浮き部分をアンカーピンニング工法で補修してから新規仕上げを行う計画とした。

b. 資材の取扱い方法

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①工種名: 改修工事(既存解体材の搬出) ②懸念事項: 居住者や利用者がいる中での改修となるため、解体材を一括して仮置きすると通路をふさぎ、日常動線に支障をきたすおそれがあった。 ③対策: 解体材を発生の都度、区画したシューターで下階へ搬出し、その日のうちに場外搬出することで場内滞留を防止した。

c. 施工中又は施工後の養生の方法

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①工種名: 内装改修工事(既存造作材の保護) ②懸念事項: 使用しながらの改修となるため、既存の造作材や什器を養生せずに作業すると、傷や汚損が生じるおそれがあった。 ③対策: 作業範囲をパーテーションで区画し、既存造作材及び什器を養生シートで保護したうえで、作業終了時に養生状態を確認した。

設問2(品質低下・公衆災害)

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①検討事項と理由: 使用中の建物の改修では、粉じんや騒音が利用者・近隣に迷惑を及ぼすおそれがあるため、作業時間帯と粉じん対策を検討する必要があった。 ②対策と留意事項: 集じん機を使用し、作業時間を利用者の少ない時間帯に限定した。留意事項として、事前に近隣・利用者へ作業内容と時間帯を周知することとした。